2012年12月13日

活字への道標

昔から日本人は漫画が大好きで、幼少期には図書館よりも商店にある週刊漫画雑誌に夢中になったものである。
毎週、漫画雑誌が発売されるのを、心待ちにしていた御仁も多いのでは無いだろうか。
当時は、漫画=友達同士のコミュニケーションツールであったことは明白である。

ただ、我々世代は、知らぬうちに漫画を卒業し、当時流行りだした貸ビデオ屋へ映画を求めるようになっていく。
そして、多くの映画を鑑賞し、その映像を元に活字に移行した人も多いのではないだろうか。

ひとつは、小説から映画化する作品が多かったこと。
映像では表現しきれなかった、より深い内容を知りたいと思い、小説を読む切っ掛けになった、という方もいると思う。
(因みに、私はこれが切っ掛けだった)

映画では、長くても2時間程度で観れてしまうが、小説は、(内容にもよるが)いくら早くとも、2、3日は掛かる、それでも早いほうだろう。
それがまたいいところでもある。

今回は、小説初心者の方が読める基準をさらっと記述しましょう。

①好きな映画の原作から入る。
これはもう王道やね!内容を知っているので、理解しやすい。(中には、全く別内容な作品もある)

②作者から入る。
これも多いと思うけど、人気の作家の作品を読むのはイイね。
ハズレが少ないし、読み易い場合が多い。

③作品から入る。
これは、②とは逆バージョン。
話題の作品を読むことで、その作家を好きになり、活字への抵抗もなくなる。

他にも読む切っ掛けはいくらかあるけど、大抵はこれらから入る場合がいいと思います。


参考になればイイけど、読んで面白かった作品をカテゴリー別で挙げましょう。


☆青春もの(恋愛含む)
活字への道標

69 sixty nine /村上龍
ノルウェーの森/ 村上春樹
ストロベリー オン ザ ショート ケーキ/野島伸司
夜のピクニック/恩田陸
砂漠/伊坂幸太郎
青春デンデケデケデケ/芦原すなお
ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき
秘密/東野圭吾
幽霊人命救助隊/高野和明


☆ミステリ、サスペンスもの
活字への道標

百夜行、容疑者Xの献身、などその他の作品/東野圭吾
点と線/松本清張
13階段/高野和明
火車/宮部みゆき
マークスの山/高村薫
ゼロの焦点/松本清張
理由/宮部みゆき
冤罪者/折原一
蒲生邸事件/宮部みゆき
十角館の殺人/綾辻行人
葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午
告白/湊かなえ
アヒルと鴨のコインロッカー、ゴールデンスランバー、重力ピエロ、など/伊坂幸太郎
八日目の蝉/角田光代

※松本清張、東野圭吾、宮部みゆき、歌野晶午、伊坂幸太郎作品はどれもおすすめ


☆サスペンスホラーもの(衝撃もの)
活字への道標

イン ザ・ミソスープ/村上龍
殺人鬼フジコの衝動/真梨幸子
黒い家/貴志祐介
オーディション/村上龍
OUT、グロテスク、など/桐野夏生
殺戮にいたる病/我孫子武丸
噂/萩原浩
K・Nの悲劇/高野和明


☆この人にしか書けない部門(ワールド満載)
活字への道標
活字への道標

ねじまき鳥クロニクル1,2,3部作
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
羊をめぐる冒険
海辺のカフカ上下
1Q84book1,2,3/村上春樹

コインロッカーベイビーズ
希望の国のエクソダス
愛と幻想のファシズム
コックサッカーブルース
5分後の世界
ヒューガ・ウイルス5分後の世界Ⅱ
タナトス
共生虫/村上龍

ガダラの豚
今夜、すべてのバーで
アマニタパンセリナ
人体模型の夜
白いメリーさん
空のオルゴール
ロカ
酒気帯び車椅子/中島らも



まだまだ有りますが、こんな感じでしょうかね。
思い出しながらなので疲れた(o´Д`)=з

今回は、国内編です。
海外にも名作は沢山あるので、それはまた次回ということで。。
おそまつ。

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Posted by NOV at 13:40│Comments(0)生き様
 
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