NOVの一刀両断!!ー覚悟してくだされー

今回は、BEATLESの楽曲ではない。
1987年に村上春樹が書き下ろした名文学「ノルウェイの森」である。

もう幾度となく読み返した作品だが、年代を経るたびにグッと胸に去来するものがある。
村上春樹の作品にとっては、完全なリアリズムであり、本来のワールドとはかけ離れた作品でもある。
それゆえに、自身の体験に基づいたのでは？っと思われていたが、本人は否定している。

しかし毎回そうであるように、村上文学の登場人物には好感が持てる。
そして何よりも比喩がすばらしい。

彼の比喩法に影響を受けた作家も多いはずである。
(最近の若手人気作家などもそうである)

それほど主人公が明確に描かれているということなんだろう。

世のおば様方が、「純愛だから」という理由で韓流ドラマに嵌る現象が起きてるが、日本にもとてもすばらしい純愛文学は沢山ある。

しかもそのおば様方の学生時代を描いてるのだから、また日本文学に是非とも回帰してもらいたいものである。




松山ケンイチ主演で映画にもなっているが、是非原作を読んでから観てほしい。