人間椅子
約一年ぶりに人間椅子のライブを観覧。
もう圧倒的の存在感であり、圧倒的テクニック、圧倒的な世界観。
全部兼ね備えたすげぇバンドですな。
今まではあまりにもアンダーグラウンド過ぎて、知る人は知る的バンドやったけど、あのOZZFEST出演依頼、知名度もかなり上がった。
嬉しい、うん純粋に嬉しい。
これを機にみんなCDやDVDを買い、人間椅子ワールドを体感して欲しい。
切にそう願うが、いかんせんこの日本という国には「おしゃれ軍」という新生団が存在しとる。
あのOZZFESTに出た!そして同じく出演したももクロのバックもやったイケてるバンド!!
わーーーーーい!!
と、バカが殺到するわけですわ。
そしてこいつらの興味はすぐに次の新たなものへ行きます。
旬ならなんでも食らいつく醜い生物たちは、文化や芸術をとことん陵辱しとるわけだ。
そんなものに頼って生きていかないといけないのが、今の芸能人だ。
でも、人間椅子のような艱難辛苦を玉にしたバンドのファンは、そのようなおしゃれ軍を真っ向から制圧してる。
これが生粋のファン力であり、人間椅子の源なのだ。
そうして、全てが渾然一体となったライブは何乗にも加算され、全ての人々がエネルギーを使い、エネルギーをもらう。
何乗にも加算されてるからこそ、なし得る相互関係なのだ。
なんかライナーノーツみたいになってもうたけど、ライブを体感したものでしか分からない共有が人間椅子にはある。
2013 9/15 今だけ避暑地の場所にて
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